Perl開発の助成金プログラムについて

This is a Japanese summary of Grants Committee Charter, How to write a proposal and Grant Benefits.

YAPC::Asiaが目の前に迫ってきました。日本のPerl使いの皆様向けにThe Perl Foundation内のGrants Committeeの活動を紹介します。

以前Grants Committee委員の牧から案内がありましたように、Grants CommitteeはPerlの開発に貢献する個人に1万ドルを上限として助成金の交付を行っています。もちろん日本の皆さんも対象で、最近はmoznion氏のPerl::Lintが採択されました。以下に私たちの活動理念と助成金の応募方法を記します。少し長いですがどうぞお付き合いを。

Grants Committeeの紹介

Grants Committeeは米国非営利法人、Perl Foundation内の最大勢力を占める委員会です。

Grantは日本語に翻訳しにくいのですが、助成金委員会とでも申しましょうか。オープンソースの活動は個人が自分の時間を使って無報酬で行われることが多いものの、人間は霞を食べて生きるわけにはいかないため、Perlのプロジェクトを通してPerlの成長に貢献してくださる方にGrants Committeeが助成金を出しています。

委員長は私、野崎が務めています。委員はコミュニティの代表を世界各地から集める方針を取っており、アジア・太平洋地域からは牧大輔とKaren Pauleyが選出されています。その他北米4人、欧州の4人の委員に加え、アジア・北米・欧州からGrant Managerという役職に1名ずつついており計14人の所帯です。

助成金の申請から採択、支払いまで

流れはこのようになっています。

  • 提案の送付(フォーム)。このようなプロジェクトををするのでこれだけの助成をされたい、という内容を送っていただきます。メールアドレスなど個人情報を除き、内容は公開されます。
  • 奇数月の中旬にパブリックコメントを募集し、委員による投票が行われます。
  • 賛成多数で採択。提案に沿って実行していただきます。なお月一度の進捗報告が求められます。
  • 計画達成後、現金が支払われます。

参加する利点

採択されると助成金に加えてこのような利点があります。

  • 専属マネージャーが割り当てられ、進捗管理とTPF間の仲介をしてくれます。
  • TPFお墨付きのプロジェクトになり、世界中から注目が得られます。

FAQ的なもの

英語は必要か?

英作文が必要になるのは以下の場合です。

  • 提案の作成、質問への返答
  • 進捗報告
  • 支払い手続きなど事務的なやりとり

READMEを書く手間プラスαくらいでしょうか。牧によると「英語が問題ならば多少のお手伝いはできます」そうですよ!

申請額はどうやって決めたらよい?

上限が1万米ドルという以外、特にガイドラインは設けていません。過去の申請額を参考にするのがよいかと思います。なお2014年2月までは上限が3000ドルでした。

寄付金で成り立っているプログラムのため、時給換算ではさほど多くの額は望んでいただけないことをご承知ください。

支払いは?

計画達成後、委員会が確認したあとに米ドル建ての小切手が郵送されます。小切手はシティバンク銀行などで換金できます。銀行振り込みもできないことはないのですが、国際送金手数料の負担をお願いしています。

ちなみに円安の今がチャンスです。

財源は?

TPFに寄付をしてくださった皆様のおかげです。末筆ながらTPFに寄付をしてくださった法人・個人の皆様に感謝いたします。

お問い合わせ

tpf-grants-secretary at perl-foundation.orgへどうぞ。

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About Makoto Nozaki

user-pic Grants Committee Secretary @ The Perl Foundation. Feel free to email me at tpf-grants-secretary at perl-foundation.org